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木造阿弥陀如来立像(西徳寺)

更新:2010年11月4日

西徳寺
平成12年度登載

西徳寺は京都仏光寺末の浄土真宗寺院です。寛永5年(1628)に本郷金助町(現・文京区本郷3丁目)に建立され、天和3年(1683)に現在地に移転しました。本像は、当寺本堂内の須弥壇上に本尊として安置されています。台座裏面の墨書銘文には「奉寄進/御本尊]/元文三/四とあり、元文3年(1738)4月に本尊として寄進した旨を記しています。

 西徳寺の木造阿弥陀如来立像は、像高99.0センチメートル。肉髻珠にっけいしゅ白毫相びゃくごうそうには水晶が嵌め込まれ、左手は垂下、右手は腕を曲げて来迎印を結びます。左足を僅かに踏み出して立っている姿は、阿弥陀如来が浄土から来迎する様を表しています。

こうした来迎する阿弥陀如来立像は、鎌倉時代初期に仏師快慶によって定型化されました。しかし本像は基本的にその形に従いながら、着衣の形に変化がつけられています。衣文線の形式化とあわせて考えると、鎌倉時代後期の制作と思われます。また精緻な切金文様にも鎌倉時代の作風が見てとれます。

 本像は区内現存の阿弥陀如来立像の中でも古いもののひとつであり、加えて当初の切金文様を残しており貴重な作品です。

木造阿弥陀如来立像
木造阿弥陀如来立像

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